国立研究開発法人防災科学技術研究所は6月22日、首都圏のゲリラ豪雨や強風などの激しい気象の発生状況をインターネット上で確認できるシステム「ソラチェク」を公開しました。
「ソラチェク」開発の背景には、都市化が進んだ日本の首都圏においてはゲリラ豪雨や強風・突風、落雷および降ひょうなどの極端な気象変化が日常生活に多大な影響を与えるという状況があります。
「ソラチェク」は、「防災科研が開発した降雨強度推定アルゴリズムによる『雨』」、「先端的解析技術による『風』」、「防災科研独自の雷3次元観測による『雷』」、「レーダー観測データから降ひょう域を推定した『ひょう』」のリアルタイム情報を地図に重ねて閲覧することができます。
今後は、雲や積雪等、確認できる気象情報の種類を増やすほか、人流情報や農地情報等を表示可能にすることで、一人ひとりの具体的な行動につながる情報の提供を目指していくとしています。