経済産業省は4月19日、磁気ディスク装置とガス温水機器および石油温水機器について、新しい基準エネルギー消費効率(省エネ基準)を定めた省令および告示を公布、施行しました。磁気ディスク装置については昨年8月、ガス温水機器および石油温水機器については同年7月に取りまとめられた報告書に基づいています。
省エネ基準は、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」に基づき、エネルギー使用の合理化を図ることが特に必要な機器について、製造事業者などが目標年度に満たすべき数値を設けたものです。新たな目標年度や省エネ基準については、資源エネルギー庁に設置されている審議会が昨年度、取りまとめました。
新基準では、磁気ディスク装置については2023年度、ガス温水機器および石油温水機器については2025年度を目標年度としています。例えば磁気ディスク装置では、エネルギー消費量の多い区分において、エネルギー消費効率を2015年度の実績値から約68%改善することが見込まれています。