日本自動車整備振興会連合会(日整連)と日本自動車整備商工組合連合会(整商会)は6月1日、自動車整備事業者向けに初動マニュアルやBCP(事業継続計画)策定のためのテンプレートなどを作成し、日整連のホームページ上で公表しました。
ホームページのコンテンツ「整備事業関連情報」に「BCP(事業継続計画)」を追加、BCPの必要性を説明した上で、マニュアルやテンプレート、策定の手引きとなる動画を公開しています。
文書ファイルとして公開されたのは、次の4つです。
1)初動マニュアル
災害時に人命の安全を図り、整備工場の責任を果たすために、行わなければならない事項と、防災活動のためのノウハウを記載。
2)事業継続マニュアル
災害時に整備工場が取り組む業務と、平常時に取り組む事前対策、教育・訓練、見直しのためのノウハウを記載。
3)かべ貼り版BCPシート
基本方針・重要業務、災害対策本部体制、連絡先リストを示すとともに、災害対策本部のとるべき行動を時系列で記載。
4)本部BCPマニュアル
BCPテンプレート。
それぞれワードとPDF形式で用意され、無料でダウンロードできます(本部BCPマニュアルはパスワードが必要)。
動画「BCP速成版の手引き」では、テンプレートを活用したBCP策定について解説しています。ただし、「BCP速成版」は暫定的なものとし、日整連はBCM(事業継続マネジメント)を実践して、「自社のBCP」を完成させるよう、会員に呼び掛けています。