新コース「関東大震災100年出前講座」を開設、東京防災学習セミナーの申し込み受け付けを開始 東京都
掲載:2023年05月01日
リスクマネジメント速報
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東京都は自主防災組織や自治会、マンション管理組合など地域コミュニティ向けに防災に関する出前講座を無料で開き、災害に備える重要性を伝える取り組みを行っています。9月1日に関東大震災から100年となる今年度は新たに「関東大震災100年出前講座」を開設、このほど申し込みの受け付けを開始しました。講座の申し込み期限は10月31日まで、実施期間は7月1日から2024年2月29日までとなっています。
都の取り組みは「東京防災学習セミナー」で、防災に関する12の講座を無料で提供します。専門家を地域コミュニティに派遣する対面方式のほかにユーチューブでの動画配信や動画を収録したDVDを貸し出す方式もあります。各講座は60~90分で、申し込みする際に講義内容に関する要望や質問をやり取りし講義内容へ反映されます。
今年度は「関東大震災100年出前講座」を新設。関東大震災の教訓を生かすために一人ひとりの備えや地域で助け合っていくことの必要性を改めて考えます。このほか首都直下地震をテーマにしたもの、水害に備えるタイムラインを策定するもの、避難所や要配慮者支援に焦点を当てたもの、マンションあるいは木造住宅密集地域をテーマにしたものなどがあります。
首都直下地震をテーマにした講座では、都が10年ぶりに見直し2022年5月に公表した被害想定を提示するとともに、家具の転倒防止対策や在宅避難、日常備蓄、避難生活のイメージなどを共有するとしています。
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