東京都は4月6日、「東京防災学習セミナー」の開催希望団体の募集を開始しました。東京防災学習セミナーには今年度から、風水害に備えたコースが新たに設けられました。
「東京防災学習セミナー」は地域の自主防災組織や町会・マンション管理組合などに防災専門家を無料で派遣し、講義やグループワークを行う東京都の事業です。
テーマ別にコースがあり、「首都直下地震への一人一人の備え」や「みんなで進めるマンション防災」「避難所生活・運営のヒント」「過去の災害から学ぶ」など各90分で11コースが用意されています。今年度からは、「風水害への備え 東京マイ・タイムラインをつくろう」が加わりました。同コースでは、防災専門家が講義するほか、ワークを行い、「東京マイ・タイムライン」を作成します。初めて作成する人や作成済みのタイムラインのブラッシュアップを図りたい人などを対象としています。
個別の課題に対応する「地域防災コンサルティング」コースもあります。事前にヒアリングした内容を基に、防災コンサルタントを最大2回まで派遣します。このコースでは、派遣1回につき最大240分まで対応します。
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策のため、従来の集合形式の実施(現地派遣方式)に加え、動画配信・DVDレンタル方式での開催も選択できます。
セミナーの開催は7月1日から、申し込みは10月31日まで。