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3年以内の離職率はわずかに上昇、20年卒のデータを公開 厚労省

掲載:2023年11月06日

リスクマネジメント速報

         
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厚生労働省は10月20日、2020年3月に卒業した新規学卒就職者の離職状況を取りまとめて公表しました。それによると、就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が前年度1.1ポイント増の37.0%、新規大卒就職者が同0.8ポイント増の32.3%でした。

3年以内の離職率を事業所の規模別でみると、事業所が小規模であればあるほど高卒も大卒も離職率が高い傾向となりました。具体的には、1,000人以上では高卒、大卒ともに2割台となった一方、500~999人と100~499人ではともに3割台、30~99人では4割台に上昇し、5~29人ではおよそ5割、5人未満では高卒が6割、大卒が5割となりました。

次に産業別でみると、離職率は「宿泊業、飲食サービス業」が最も高く、次いで「生活関連サービス業、娯楽業」となりました。この傾向は高卒と大卒とで違いはありませんでした。離職率の高い上位5つの産業カテゴリー(宿泊業、飲食サービス業▽生活関連サービス業、娯楽業▽小売業▽教育、学習支援業▽医療、福祉)を前年度と比較すると、大卒はどの産業でも3年以内の離職率が0.2~2.4ポイント増加しました。一方、高卒では生活関連サービス業、娯楽業の3年以内の離職率は前年に比べて0.2ポイント減、教育、学習支援でも同5.4ポイント減りました。

公開された資料では、中卒や短大卒の離職率も取りまとめられているほか、離職率と就職率を1987年からプロットした折れ線グラフなどが掲載されています。

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