欧州連合(EU)欧州議会は5月20日、新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「EUデジタルCovid証明書」の導入で合意したと発表しました。EU加盟国間の移動を円滑にすることが目的です。
証明書は、デジタルまたは紙で発行されます。新型コロナウイルスワクチンを接種していることや検査結果が陰性であること、または感染から回復したことを証明します。
なお、証明書の詐欺や偽造を防ぐため、データに含まれるeシールの真正性を確認するとしています。また、証明書から得られた個人情報は、移動先のEU加盟国では保存できないとしました。さらに、データを処理したり受け取ったりする事業者のリストは公開され、市民が一般データ保護規則(GDPR)に基づくデータ保護の権利を行使できるとしました。