リスク管理Navi
リスク管理Naviは、リスクマネジメント(Risk Management)に関しての情報サイトです。
現代において、原材料や燃料の調達、物流の委託先など、企業が製品を供給するためのサプライチェーンはグローバルに連動し、高度化しています。危機発生時においても、事業の供給を維持するためには、自社の事業継続計画(BCP)を考えるだけでは十分とは言えません。昨今では、新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻、激甚化する自然災害、サイバー攻撃など、企業に影響を与える危機が多方面で頻発するとともに、国家間のルールや方針転換などによって環境も刻々と変化しているからです。国内でも経済安全保障推進法が成立し、基幹インフラ企業や特定重要物資供給企業を中心に多くの企業に対してサプライチェーン強化がさらに求められることになります。
サプライチェーンリスクに対しては、より深く切り込んだリスク評価や対策の検討および実行が求められます。本サービスでは、サプライチェーンリスクに対しての体系的なアプローチを提供するとともに、効果的、効率的な実行支援を行います。
地政学リスクや自然災害、感染症などの危機によって社内外のリソースが影響を受ける場合においても、サプライチェーンのレジリエンシー(危機対応力や復旧力)を維持できるようにしておく活動を言います。具体的には、危機時にも顧客へ製品やサービスを安定的に供給するためのサプライチェーンに対するリスク評価を行い、対策を整備し、継続的な訓練や教育の実施により改善を図る一連の活動です。
サプライチェーンリスクマネジメントの活動は、大別すると①サプライチェーンリスク評価、②サプライチェーンリスク対応、③検証/レビューの3要素で構成されます。詳細は下記の通りです。
まず、組織のBCP方針や復旧目標、組織が有するサプライチェーンの特性や現状等を把握します。次に、組織の状況に合わせてリスクアセスメント手法やその他の前提条件を決定します。その上で、サプライチェーンの可視化および分類を行って「サプライチェーンマップ」に落とし込み、サプライチェーン全体についてのリスクアセスメントを行います。
①のリスクアセスメントで特定されたサプライチェーンに関するリスクや課題に対して、サプライチェーンを継続させるための戦略(対応策)を検討します。サプライチェーン継続戦略には2種類あります。1つはサプライチェーンの上流や下流に位置する取引先企業(サプライヤ)のBCPをテコ入れするものです。もう1つは、そうしたサプライヤが何らかの理由によって機能不全に陥った場合でも事業継続を図れるように、自組織のBCPを強化する取り組みです。対応策にはさまざまな選択肢がありますので、関係者と協議しながら、対応策を導き出していきます。
②の対応策が机上の空論とならぬよう、対応策を検証/レビューします。具体的には、実際の危機を想定したシミュレーション訓練(危機対応訓練)を行います。なお、既にサプライチェーンBCPを策定済みの組織や、①②がある程度進んでいる組織では、前段のステップをスキップして、いきなりこの訓練から活動をスタートさせることも少なくありません。
サプライチェーンの安定供給が求められるお客様、特に下記のようなお客様におすすめします。
概要 | サプライチェーンリスクに対して深く切り込むための体系的なアプローチ方法を提供するとともに、その効果的、効率的な実行支援を行います。危機対応訓練や勉強会のみの実施など一部を切り出したご支援や、既存のサプライチェーンBCPの評価も可能です。 |
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対象企業 | サプライチェーンの安定供給が求められる企業 |
期間 | 3~6ヶ月(支援内容によって変動します) |
価格 | 応相談 |
成果物 |
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トップを巻き込みBCMを再構築、実効性が高く自社に最適なBCPに
「攻め」と「守り」のESG経営を推進する。グローバルBCP策定でリスクカルチャーを醸成
BCP策定と業務改善を同時進行し、
組織の体力強化を加速する
「いざという時、人の役に立つ」ために。オールハザードBCPで不測の事態に備える
各拠点の特性を踏まえたBCPで、頻発する災害に備える
防災拠点としての役割も視野に。地域の生活を守る、ショッピングセンターのBCP
有事の実効性を向上させ、BCP認定を受けた責任を果たしていきたい
実践に即した演習で、災害時の実効性を高める
経営を強くするグループ連携BCP