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3次元都市モデルのオープンデータ化が完了、防災分野での活用を期待 国交省

掲載:2021年08月16日

リスクマネジメント速報

         
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国土交通省は8月6日、サイバー空間に3D(3次元)都市モデルを整備したウェブサイト「PLATEAU(プラトー)」において、全国56都市のオープンデータ化を完了したと発表しました。データは商用を含め、無料で利用できます。国土交通省は、官民の多様な領域でデータが活用されることで、まちづくりや防災などの社会課題の解決につなげたい考えです。

国土交通省は2020年12月、「プラトー」およびウェブアプリケーション「プラトービュー」を公開しました。航空測量データを用いて建物などを3次元で生成、それらに名称や用途、建設年といった都市活動情報を付与して、3D都市モデルを整備しました。当初は東京23区や荒川などの洪水浸水想定区域の3D表示モデルを公開していましたが、順次、公募で選定された都市を追加し、全国56都市の3D都市モデルがプラトーに整備されました。

一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会が運用する「G空間情報センター」を通じて、データのダウンロードが可能です。出典を記載することにより、データの複製、再配布、加工、商用利用などができます。

またサイトでは、防災分野のデータ活用事例として「災害リスク情報の3D可視化」や「垂直避難可能な建築物の可視化等を踏まえた防災計画検討」などの民間企業による実証実験を紹介しています。

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