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働き方・休み方改革の推進を目的とした企業事例集を公表 厚労省

掲載:2023年03月29日

リスクマネジメント速報

         
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厚生労働省は3月10日、働き方・休み方改革の推進を目的とした企業事例集を公表しました。多様な働き方を促進し仕事の生産性を高めるため、自社の実態を把握するところから目的別の取り組み、企業事例までを紹介しています。

公開されたのは「働き方・休み方改革取組事例集(令和4年度)」で、働き方・休み方改革の本質的な目的は、時間あたりの生産性を高める働き方・休み方に変えていくことだと説明しています。そのうえで改革を推進する目的を3タイプに分けて整理しタイプに応じた取り組みと、それを実践する企業の事例を具体的に紹介しています。

3つのタイプとは▽適正な働き方・休み方の実現▽メリハリある働き方や仕事のやりがい・休み方の実現▽仕事の特性やライフスタイルに応じた柔軟な働き方の実現――です。タイプごとの取り組みは例えば、仕事の特性やライフスタイルに応じた柔軟な働き方の実現を目的とする場合には、勤務時間・勤務日数・勤務場所の柔軟化と、働き方に関わらず成果や取り組みを公正に評価する制度が必要と示されています。まずは年次有給休暇の取得状況や労働時間の実態を知り、従業員の要望や課題を明らかにすることから着手するよう推奨しています。

また、仕事と育児や介護、治療との両立、学び直しなど、ワーク・ライフ・バランスを促進する取り組みとして期待されている「選択的週休3日制」について詳しく取り上げ、導入する際のポイントや企業事例を記しています。