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江東5区の約48万世帯が対象、「水害リスク診断書」を世帯ごとに配布 東京都

掲載:2023年07月28日

リスクマネジメント速報

         
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東京都は7月21日、江東5区(墨田区・江東区・葛飾区・足立区・江戸川区)と連携して浸水被害が想定される同区内の住民へ水害リスクについて郵送で個別に連絡すると発表しました。水害リスクを世帯ごとに知らせる取り組みは全国で初めての試みだとし、7月末から9月にかけて対象世帯へ「水害リスク診断書」を郵送します。

江東5区は海抜ゼロメートル地帯が多く、洪水や高潮による浸水被害が出るおそれや浸水被害が起こった際にはそれが長引く可能性も指摘されています。東京都は江東5区の住民のうち、特に水害リスクの高い地域の世帯向けに住所地ごとの水害リスクを判定し、その結果と推奨される避難行動について示した「水害リスク診断書」を作成、世帯へ個別に郵送します。具体的には、想定される浸水の深さが5m以上または家屋が倒壊するなどのおそれがある地域に住む約48万世帯です。

「水害リスク診断書」には住所に応じた水害リスク診断結果が記されています。影響を受ける河川の洪水や高潮について▽浸水の深さ▽浸水継続期間▽堤防の決壊などにより家屋倒壊・流出のおそれのある地域に該当するかどうか――を一覧で示すとともに「推奨されるあなたの行動」を提示します。

東京都では届き次第、内容を確認して平時から水害に備えるとともに避難行動について検討してほしいとしています。例えば事前に避難先を確保したり、「東京マイ・タイムライン」などの避難用ツールを活用したりして世帯専用の避難計画を立てることを推奨しています。

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