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能登半島地震での事例を踏まえ、「道の駅」に高付加価値コンテナの設置を促すガイドラインを公表 国交省

掲載:2024年04月22日

リスクマネジメント速報

         
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能登半島地震では洗濯機を備え付けたコンテナやコンテナ型のホテル、診察ができる医療コンテナなど可動式のコンテナが活用されました。国土交通省ではこうしたコンテナを「道の駅」で平時から設置して利活用することを推進しており、4月11日には高付加価値コンテナに焦点をあてたガイドラインを公表しました。

公表されたのは「『道の駅』における高付加価値コンテナ活用ガイドライン」です。高付加価値コンテナとは、可動式であることに加えて従来の活用方法を超えた新たな価値を付加し、平時・災害時を問わず有効活用できるコンテナのことです。この条件を満たすトレーラーも含まれます。高付加価値コンテナが「道の駅」で活用されれば、平時ではサービス機能の向上に寄与し、災害時には機動的な災害支援のための有効な手段となります。

ガイドラインでは、高付加価値コンテナの種類や特徴を示した上で、想定される活用方法や円滑に利用するために必要な取り組み、活用可能な予算制度などを紹介しています。コンテナが担える機能はトイレや入浴、医療・診療、倉庫、宿泊、子育て応援(授乳室など)、理容・美容、洗濯など多岐にわたり、実装事例とともに記載されています。運用においては例えば、コンテナを活用しようとする「道の駅」には、体制整備が必要となるため、「『道の駅』BCP」の策定や見直しを実施するよう記されています。

能登半島地震における高付加価値コンテナの活用事例もまとめられています。それによると、2024年2月14日時点で官民を問わず合計44件のコンテナが被災地周辺に派遣されました。

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