国土交通省は1月28日、令和元年東日本台風によって甚大な浸水被害が発生した巴波川(うずまがわ)と信濃川において、集中的な治水対策に着手すると発表しました。河川激甚災害対策特別緊急事業と河川災害復旧等関連緊急事業をそれぞれ活用して、令和2年度から始めます。
栃木県は、一級河川の巴波川について、河川激甚災害対策特別緊急事業として令和2年度から事業費約153億円をかけて地下に捷水路(しょうすいろ)を整備することなどにより、浸水被害の軽減を図ります。利根川水系の田川についても、防災・安全交付金事業として令和2年度から事業費約90億円をかけて調節池などの整備を実施します。
新潟県は、一級河川の信濃川について、河川災害復旧等関連緊急事業として事業費60億円をかけて築堤や護岸などを実施し、上下流のバランスを確保するとともに、浸水被害の解消を図ります。