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東日本大震災の記録誌を発行 東北地域づくり協会

掲載:2021年06月02日

リスクマネジメント速報

         
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一般社団法人東北地域づくり協会は5月10日、東日本大震災の記録誌「あの日を語り伝える 宮城県東松島市 東日本大震災対応の記録と教訓」を発行しました。東日本大震災で津波などの被害を受けた宮城県東松島市の協力を得て、作成しました。約2000部を全国の自治体に提供します。

同協会は、東日本大震災の教訓を活かすため、震災伝承に取り組んでいます。その活動を知った高知県黒潮町が、防災計画の策定に関して同協会に協力を求めました。高知県黒潮町は、南海トラフ地震が発生した場合、約8分で第一波の津波が到達し、その高さは最大34mと想定されたためです(中央防災会議、「南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)」、2013年)。

黒潮町の防災計画策定に協力するため、同協会は、東日本大震災発生直後からの具体的な行動について、東松島市の関係者への聞き取り調査を行いました。具体的には、発災直後から対応にあたった阿部秀保前市長や消防団長、建設業協会の会長、市の職員、地域の自主防災組織の代表などの53人を対象に行われました。あわせて、黒潮町と東松島市による座談会なども実施しました。記録誌は、これらの活動を通じて得られた教訓を取りまとめた内容で、黒潮町だけでなく全国の自治体にも活用してもらうために作成されました。

記録誌は全138ページ。同協会のホームページからPDF形式でダウンロードできます。

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