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藤沢市と二宮町に津波災害警戒区域を指定 神奈川県

掲載:2021年03月29日

リスクマネジメント速報

         
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神奈川県は3月22日、藤沢市と二宮町に津波災害警戒区域を指定したと発表しました。これに伴い、両市町では警戒避難体制の整備が求められます。

神奈川県が2015年3月に設定した「津波浸水想定」区域に基づき、藤沢市と二宮町の同意を経て、今般の津波災害警戒区域の指定となりました。津波浸水想定は、最大クラスの津波が発生した場合に想定される浸水の区域と水深を示しています。津波災害警戒区域の指定に伴い、津波浸水想定の浸水深に、建築物等への衝突による津波の水位の上昇を考慮した値を加えて定める「基準水位」についても公表されます。基準水位が明らかになることで、津波に対する安全な高さが明確になり、有効な避難対策につながります。

今後、両市町が整備する警戒避難体制は、次のようなものが挙げられます。
(1) 地域防災計画の拡充
(2) 津波ハザードマップの作成
(3) 指定避難施設の指定
(4) 避難確保計画の作成

例えば、基準水位を越える安全な建物で、避難に有効な場所がある施設を「指定避難施設」に設定したり、「避難確保計画」を作成してそれに基づいて避難訓練を実施したりします。

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