持続的に企業価値を高め経営変革を行う先進企業を評価、「SX銘柄2026」の募集を開始 経産省/東証
経済産業省と東京証券取引所はこのほど、共同で選定を行う「SX銘柄2026」の募集を開始しました。募集期間は2025年10月6日から11月28日までです。
「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄」(SX銘柄)とは2023年に創設された制度です。2024年より、社会のサステナビリティ課題やニーズを企業の成長に取り込み、経営変革を行い、持続的に企業価値の向上に取り組む先進企業を選定、公表しています。選定企業を「価値創造経営を進める日本企業の象徴」として示すことで、国内外の投資家による日本企業の再評価を促す狙いなどがあるとしています。
これまでに「SX銘柄2024」の15社と、「SX銘柄2025」の13社(※)が選定されています。
3回目となる今回の選定は、昨年に引き続き、SX調査票に記載する選択式項目と記述式項目、リファレンス(開示書類)による審査が実施され、リファレンス資料の英文開示も加点対象となります。これら記載内容を基に、応募企業が価値創造ストーリーを構築できているかを評価します。評価の際には、経済産業省が公表している「価値協創ガイダンス2.0」のフレームワークがもちいられるため、参照した上での応募が推奨されています。応募にはSX調査票の提出が必要です。
対象企業は、2025年9月1日の時点で東京証券取引所のプライム市場・スタンダード市場・グロース市場に上場している企業のうち、株価純資産倍率(PBR)が1倍以上の企業です。選定企業の決定は2026年2~3月頃、選定企業の公表は同年4~5月頃を予定しています。
「SX銘柄2026」の募集要項には、SX調査票の記入方法や応募方法、PBR1倍以上の基準についての説明などが記載されており、公式サイトにて確認が可能です。
※株式会社アシックス、味の素株式会社、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、第一三共株式会社、ダイキン工業株式会社、TDK株式会社、株式会社ニチレイ、パーソルホールディングス株式会社、株式会社ブリヂストン、明治ホールディングス株式会社、株式会社良品計画、株式会社レゾナック・ホールディングス(50音順)