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「気候変動問題は経済・金融のリスク」、令和4年版「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」を公表 環境省

掲載:2022年07月05日

リスクマネジメント速報

         
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環境省は6月7日、令和4年版の「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」を公開しました。環境省では脱炭素の取り組みが次々と実現していく「脱炭素ドミノ」を起こすことを目標に掲げており、白書の第1部では気候変動問題を中心に取り上げています。

白書は環境省の施策全般に関する年次報告として公表されているもので、内容は令和3年度に講じた施策と令和4年度に計画している施策の大きく2つに分かれています。令和3年度に講じた施策については、さらに第1部と第2部に分けて紹介されています。

第1部では、2021年に国内外で起こった気象災害などを踏まえ、気候変動問題を取り上げています。白書では気象災害はひとたび起これば巨額の損害が発生する可能性があるとし、「気候変動問題は経済・金融のリスク」と認識されるようになったと指摘しています。具体的には、国内の損害保険会社が支払った風水害に関する保険金は、西日本豪雨が起こった2018年度が過去最高額であるとする一般社団法人日本損害保険協会の調査結果(「近年の風水害等による支払保険金調査結果(見込み含む)」)を紹介しています。

第2部は各分野の施策に関する報告として、環境/循環型社会の形成/生物の多様性の状況について取りまとめています。白書の詳細は環境省のホームページから確認できるほか、1部2,728円(税込み)で購入することも可能です。

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