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「重点政策方針2024」を公開、都政の目標進捗を示す「政策ダッシュボード」も2023年度実績を反映 東京都

掲載:2024年08月28日

リスクマネジメント速報

         
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東京都はこのほど、「重点政策方針2024」(デジタルブック)を公開しました。庁内の各局などはこの方針に基づいて予算を見積もり提出します。また同日、都政の目標進捗状況を公開している「政策ダッシュボード」についても2023年度実績を反映させて更新しました。

重点政策方針2024では政策強化の柱として、ダイバーシティ▽スマートシティ▽セーフシティ――の3つが示されました。セーフシティについては、激甚化する風水害や首都直下地震、火山噴火などの災害の脅威と地政学リスクから都民の命と暮らしを守り、首都機能を維持すると方針が示されています。

首都直下地震などを想定し、避難所の生活環境の向上が急務であるとしました。避難生活の快適性を高めるためにプライバシーを確保するテントの活用や要配慮者などが利用できるトイレの確保などが求められています。

また、都では人口の6割以上が共同住宅に住んでいます。そのため、マンションなど特性に応じた防災対策が重要となります。都では、非常用電源設備の設置など住人の在宅避難をフォローするマンションには防災備蓄資材などを支援する事業を行っています。

脱炭素社会の推進も強化します。グリーン水素製造拠点の整備や海外都市・民間・自治体と連携したサプライチェーンを構築していくとしています。

一方、政策ダッシュボードは「『未来の東京』戦略」(2023年1月に改定)に関する進捗を可視化しています。例えば、都内の温室効果ガス排出量を削減するという政策目標(2030年度に50%削減、2000年度比)に対する進捗などがグラフなどのデータで見ることができます。それによると、2023年度の数値は来年の公表となり、2022年度の実績は4.4%の削減となりました。このほか、2023年度までの取り組み実績を表に記した「政策目標進捗状況一覧」なども公開されました。