高潮および潮位に関する情報提供の改善を公表 気象庁
掲載:2020年08月25日
リスクマネジメント速報
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気象庁は8月19日、高潮および潮位に関する各種情報を改善することを公表しました。
今回の改善は、近年の台風により高潮被害が相次いで発生していることを受け、市町村の早めの防災対応や住民の避難判断に役立てることを目指し、「防災気象情報の伝え方に関する検討会」での情報充実を早急に図るべきとの指摘も踏まえて実施されるものです。 改善されるのは、下記の3点です。
- 日本付近に警報級の災害をもたらすおそれがある台風の接近・通過が予想される場合に、5日先までの高潮の警報級の可能性をバーチャートで提供(2020年8月26日~)
- 気象庁検潮所における最高潮位の統計値(高い方から1~10位の値)を新たに提供(2020年9月23日~)
- 気象庁ホームページの「潮位観測情報」に掲載しているグラフの改善(2021年3月予定)
気象庁は、これらの改善により早めの警戒を呼びかけられるようになるほか、過去の高潮事例と比較することで危機感をわかりやすく伝えることができるとしています。